この夏、アートジムで小学5年生から中学3年生までを対象とした2日間のプログラム
「クリエイター体験!自分の想いをデザインしてみよう!」を実施しました。
今回、小学5年生から中3生までが集い、デザインのプロセスを学びながら作品作りに取り組みました。
その様子をご紹介します。
①自分が好きなものは?疑問に思うことは?などのテーマに沿って、言葉をポストイットにどんどん書き出します。
一人一人がじっくり自分を見つめ、そこから引き出された想いを発見していきます。
これは自分自身を客観的に捉える=観察する時間です。
また、同OCHABIのお茶の水美術学院・基礎コースで小学生や中学生にも指導している境先生による
デザインのレクチャーは、デザインに興味を持つトリガーになったみたいです。
②観察をした自分から引き出された言葉やイメージは、そのまま自分を表すメッセージであり、また抱えている疑問の解決策を考えるきっかけになります。
ラフスケッチを描きながら自分の想いをビジュアル化し、整理していきます。
③ここからじっくり本画の制作です。絵を吟味しながら楽しくも頭をフル稼働。
また、表現方法は人ぞれぞれです。コピックペン、絵の具、鉛筆、ペン、切り絵など様々な手法を試していきました。
パッチはアイロンがけで布に定着していきます。アイロンがけが初めてという人もいましたね!
パッチ制作に加えて、プレゼンテーション用のボードも作成します。大人のプレゼンテーションにも負けない内容と制作へのこだわりに驚きです。
④最後は作品を持ち寄って、プレゼンテーションです。自分の言葉で語りながら作品を紹介していきました。
ビジュアルだけでなく、語り口や選ぶ言葉にも個性が見える楽しい時間でもあります。
講師陣も作品についての感想などを述べて、2日間のプログラムが終了しました。皆さん本当によく頑張りましたね!!!
このような経過をたどって完成した布製のパッチ(身につけたりできます)は、受講生それぞれの分身であり、心強い相棒のように愛着と強さを感じさせる作品になったと感じました。
今回身につけたデザインマインドは、みなさんの潜在的な能力や、知的好奇心を刺激したと思います。
パッチ制作を通して感じた手ごたえや、ちょっとした後悔も糧として、ご自身の成長につなげていってくださいね。
(コーチ・末宗)