artgymでは毎月「平面構成一日講座」というワークショップを開講しています。そもそも平面構成って何?という方が大半だと思います。
平面構成とは美大受験や専門学校で用いられる課題のひとつで、ざっくり言うと「何かテーマやモチーフを与えられて、それを平面上(紙)に表現する」というものです。
例えば「柿」がテーマだった場合、その柿で「何を伝えたいか?」を考えます。何を伝えたいかが決まると、今度は「どう伝えるか?」のステップに進みます。カットした柿なのか、真上から見た柿なのかそれとも真横か?いくつ描くのか?構図は?色は??何と組み合わせるか・・・・などを考えながらサムネイルスケッチをします。(サムネイルスケッチはアイデア出しの段階で描く小さなアイデアスケッチです)
コーチと相談しながらサムネイルスケッチをどんどん磨いていき、最終的に清書をします。
一般的にはアクリル絵の具で着彩することが多いと思いますが、artgymのワークショップでは手軽さ重視で「コピックマーカー」で着彩します。
完成したら全体講評を行います。自身の作品の講評を聞くのはもちろん、他の参加者がどのような表現をしたかを見るのもかなり勉強になります。(同じテーマで描いても、全然違う作品が並ぶのでいつも驚かされます)
平面構成にはデザインの基礎的な要素が詰まっています。色々なテーマで繰り返し繰り返しトレーニングすることで、基礎力はもちろん表現する引き出しも増えていきます。
冒頭でお伝えしたように美大受験や美術の専門学校で用いられることが多いので、社会人の方が平面構成にチャレンジできる場は意外と限られています。
はじめはドキドキするかもしれませんが、是非一度チャレンジしてみてください。きっと色々な発見があると思いますよ。
※平面構成のデザインアートレッスンは定期的に開催しています。
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