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10月の石膏像 ガッタメラータ(胸像)

こんにちは、アートジム教務課です。


10月の石膏像のご紹介、第2弾は10月1日~13日展示のガッタメラータ(胸像)です。


10月前半の石膏像のうちモーゼは有名ですが、ガッタメラータはどんな人物だったのでしょうか? 気になって少し調べてみました。


なお、2022年1月29日「2月の石膏像」

にガッタメラータの記事と動画紹介がありますので、ご覧ください。


上の記事にもある通り、ガッタメラータ(1370~1443)はイタリア・ルネサンス最盛期の軍人です。本名はエラズモ・ステファノ・ダ・ナルニ(ナルニのエラズモ・ステファノ)。ナルニは彼の出身地で、イタリア半島中部に位置する町です。当時のイタリアはいくつもの小さな国に分かれていました。ガッタメラータは軍人としてフィレンツエ共和国、ローマ教皇に仕えた後、当時北イタリアで強大な勢力を持っていたヴェネツィア共和国の総司令官にまで昇りつめます。


ちなみに「ガッタメラータ」、あまり聞かない名前ですが、これは通称だそうです。イタリア語ではガッタ=雌猫、メラータ=蜜で甘くした、といった意味になります。軍人に「雌猫」?と不思議でしたが、由来については「蜂蜜色の雌猫の紋章をつけていたから」、「軍人として猫のように鋭敏で悪賢かったから(メラータには口先のうまい、という意味もありました)」、「ガッテリという母親の姓から」など諸説あるそうです。


ヴェネツィア共和国内のパドヴァの教会に埋葬され、彼の功績をたたえる騎馬像がドナテルロによって制作されたのでした。石膏像はこの騎馬像がもとになっています。


凛々しい横顔です。


ガッタメラータ胸像のデッサンは毎回大人気です。


御茶の水美術学院のYotubeから実技プロセスの動画を再度お借りしてきました。

デッサンのご参考にどうぞ!




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